エーゲ海地震

エーゲ海地震
トルコイズミルで倒壊した建物
震源の位置(USGS)
エーゲ海地震の位置(ギリシャ内)
エーゲ海地震
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エーゲ海地震の位置(トルコ内)
エーゲ海地震
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エーゲ海地震の位置(ヨーロッパ内)
エーゲ海地震
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本震
発生日 2020年10月30日
発生時刻 14:51:26 (現地時刻)
座標 北緯37度55分05秒 東経26度47分24秒 / 北緯37.918度 東経26.790度 / 37.918; 26.790座標: 北緯37度55分05秒 東経26度47分24秒 / 北緯37.918度 東経26.790度 / 37.918; 26.790
規模    M7.0
津波 あり
被害
死傷者数 死者116人 負傷者1,035人
プロジェクト:地球科学
プロジェクト:災害
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エーゲ海地震(エーゲかいじしん)は、2020年10月30日午前11時51分頃(協定世界時)、トルコギリシャの中間にあるエーゲ海海域を震源として発生した地震である。

概要

本地震は、トルコ西海岸のイズミル近くのエーゲ海海域を震源にマグニチュード7.0の地震が発生した[1]余震も相次いだ。この地震において、トルコ及びギリシャで116人が死亡し、1035人が負傷した[2][3][4]

本地震では多数の建物が倒壊。また津波も発生し、サモス島などには、高さ約1.5mの波が押し寄せたという[5][6]。被害はイズミル県などで特に甚大であった[6]

現地在住の日本人は、日本のメディアによる地震の取材に対し、「だんだん揺れが大きくなった。トルコも地震が多いが、これほど大きい地震は生まれて初めて。」と語ったという[6]

解説

東京工業大学教授の山中浩明(地震工学)によると、この辺りは、トルコ周辺でも特に地震が発生しやすい地域だという。エーゲ海は、ユーラシアプレートアラビアプレートアフリカプレートなどの、複数のプレートが衝突する地域であり、地盤ひずみがたまりやすく、故に地震の発生が多い[7]

トルコ周辺のプレート

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ エーゲ海震源にM7.0の地震 トルコとギリシャで死者 BBC Japan 2020-10-30
  2. ^ “トルコ沖地震の捜索終了 116人死亡、1035人けが”. 朝日新聞. 2020年11月8日閲覧。
  3. ^ “トルコ西部で多数閉じ込めか エーゲ海地震、死者51人―津波被害、全貌把握目指す:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2020年11月1日閲覧。
  4. ^ “【動画】エーゲ海でM7の地震 トルコやギリシャで20人以上死亡 津波も:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2020年10月31日閲覧。
  5. ^ エーゲ海地震、トルコ・ギリシャで26人死亡 建物倒壊 津波も AFP BB News 2020-10-31
  6. ^ a b c 日本放送協会. “トルコ・ギリシャ沖地震 「1.5メートルほどの波が押し寄せた」”. NHKニュース. 2020年10月31日閲覧。
  7. ^ “エーゲ海、複数プレートが衝突・地盤にひずみ…トルコ沖M7地震 : 科学・IT : ニュース”. 読売新聞オンライン (2020年10月31日). 2020年11月1日閲覧。

関連項目

外部リンク

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1月
  • プエルトリコ (7日、M6.4)
  • 中国・カシュガル市 (19日、M6.0)
  • トルコ・エラズー県 (24日、M6.7)
  • カリブ海(28日、M7.7)
2月
  • イラン・トルコ(23日、M5.7)
3月
  • 米国・ソルトレイクシティ (18日、M5.7)
  • クロアチア・ザグレブ (22日、M5.3)
  • 米国・アイダホ州中部 (31日、M6.5)
5月
  • 米国・ネバダ州・モンテクリストレンジ(15日、M6.5)
6月
  • トルコ・ビンギョル(14日、M5.8)
  • メキシコ・アオハカ州(23日、M7.4)
7月
  • 米国・アラスカ州(21日、M7.8)
8月
  • 米国・スパルタ(9日、M5.1)
  • フィリピン・マスバテ(18日、M6.6)
10月
  • エーゲ海(30日、M7.0)
  • 米国・アラスカ州(19日、M7.6)
12月
  • クロアチア(29日、M6.4)
地震の発生日時はUTC
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