メテドロン

Methedrone
IUPAC命名法による物質名
  • (RS)-1-(4-Methoxyphenyl)-2-(methylamino)propan-1-one
臨床データ
法的規制
識別
CAS番号
 530-54-1 チェック
ATCコード none
PubChem CID: 216281
ChemSpider 187475 チェック
化学的データ
化学式C11H15NO2
分子量193.242 g/mol
  • O=C(c1ccc(OC)cc1)C(NC)C
  • InChI=1S/C11H15NO2/c1-8(12-2)11(13)9-4-6-10(14-3)7-5-9/h4-8,12H,1-3H3 チェック
  • Key:MQUIHBQDYYAEMH-UHFFFAOYSA-N チェック
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メテドロン(Methedrone)は、カチノン系の娯楽的な薬物（英語版）である[2]。化学的には、メテドロンは、パラ-メトキシメタンフェタミン（英語版） (PMMA)、メチロン、メフェドロン（英語版）などと近縁である。

健康リスク

メテドロンと関連する健康リスクは、ほとんど知られていないが、他のカチノンと同様と考えられている[3]。副作用が報告されるとすぐに、当初の販売業者はメテドロンを市場から撤退させた。パラ位にメトキシ基を持つアンフェタミンのアナログは、モノアミン酸化酵素阻害薬とモノアミンを同時に放出させるため、重度の発熱を生じ、死に至ることもある[4]。

過剰摂取

2009年にスウェーデン南東部で2人の若者が死亡したのは、メテドロンの過剰摂取が原因であったと考えられている[5][6]。発見された時、両者とも昏睡状態であった。うち1人は、病院に向かう途中で心停止となり、もう1人は集中治療室で16時間後に死亡した。

規制

スウェーデンでは、販売が禁止されている。

関連項目

  • 置換カチノン

出典

  1. ^ “Ustawa z dnia 15 kwietnia 2011 r. o zmianie ustawy o przeciwdziałaniu narkomanii ( Dz.U. 2011 nr 105 poz. 614 )”. Internetowy System Aktów Prawnych. 2011年6月17日閲覧。
  2. ^ “Cathinone and its analogues (e.g. mephedrone, methedrone, α- pyrrolidinovalerophenone)”. World Antidoping Agency. 2014年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月19日閲覧。
  3. ^ Prosser JM, Nelson LS (2012). “The toxicology of bath salts: a review of synthetic cathinones”. J Med Toxicol 8 (1): 33-42. doi:10.1007/s13181-011-0193-z. PMID 22108839. 
  4. ^ Becker J, Neis P, Rohrich J, Zorntlein S (2003). “A fatal paramethoxymethamphetamine intoxication”. Legal Medicine (Tokyo) 5 (Suppl 1): S138-41. PMID 12935573. 
  5. ^ Wikström M, Thelander G, Nyström I, Kronstrand R. (2010). “Two fatal intoxications with the new designer drug methedrone (4-methoxymethcathinone)”. J Anal Toxicol 34 (9): 594-598. PMID 21073814. 
  6. ^ “Two die of legal drug overdose”. The Local. (2009年10月14日). http://www.thelocal.se/22648/20091014/