一面せん断試験

一面せん断試験とは、土の強度を求めるためのせん断試験の一種である。

方法

上下に分かれたせん断箱に土供試体を納め、垂直方向に載荷した状態で、上箱または下箱に水平方向の力(せん断力)を加える。このとき、試料に生ずる抵抗力を測定して、土のせん断強さおよびせん断応力とせん断変位の関係を求める。

土のせん断抵抗はクーロンの公式によって以下のように表される。 σ {\displaystyle \sigma } は垂直応力であり、実験により粘着力 C {\displaystyle C} と内部摩擦角 ϕ {\displaystyle \phi } が求められる。

τ = C + σ tan ϕ {\displaystyle \tau =C+\sigma \tan \phi }

特徴

  • 比較的簡単な試験である。
  • 試料の量が少量で済む。

問題点

  • 非排水せん断試験が事実上不可能である。


関連項目

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