信楽インターチェンジ

信楽インターチェンジ
信楽IC料金所
所属路線 E1A 新名神高速道路
IC番号 6
料金所番号 01-265
本線標識の表記 信楽
起点からの距離 58.2 km(四日市JCT起点)
甲南IC/PA (6.7 km)
(11.6 km) 大津JCT
接続する一般道
滋賀県道341号標識
滋賀県道341号信楽インター線
供用開始日 2008年平成20年)2月23日
通行台数 4,292台/日(2018年度)[1]
所在地 529-1802
滋賀県甲賀市信楽町黄瀬2833-1
北緯34度55分30.94秒 東経136度5分8.15秒 / 北緯34.9252611度 東経136.0855972度 / 34.9252611; 136.0855972
備考 滋賀県警察高速道路交通警察隊信楽分駐隊併設
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方向案内標識

信楽インターチェンジ(しがらきインターチェンジ)は、滋賀県甲賀市信楽町黄瀬にある新名神高速道路インターチェンジである。旧信楽町域の中北部に位置する。

概要

甲賀市信楽町地域の北部に位置し、信楽市街から車で約10分・甲賀市中心部(水口市街)から約20分の距離にあり、大阪草津方面から水口方面へ向かう場合に利用することが多いが、2009年3月20日に当ICから東へ6.7km先に甲南PAに併設する形で甲南ICが開通し、甲賀市中心部へ向かう場合は僅か数分ではあるが甲南ICを利用する方が早くなった[要出典]

上り線への加速車線は本線合流から隼人川橋途中までと非常に長い。またCランプ(信楽Cランプ)はランプ途中から本線合流まで、紫香楽橋の一部になっている部分がある[要出典]

インターチェンジ構造はY型である。

滋賀県警察本部交通部高速道路交通警察隊の信楽分駐隊が併設されており、事故処理車パトカー・覆面パトカー数台が配備されている(新名神部分開通を前に滋賀県警高速道路交通警察隊の本隊が名神高速道路彦根ICから栗東ICに移転)。

亀山連絡路下り線にある亀山雪氷基地や甲賀土山IC・草津田上ICと同じく、IC敷地内には雪氷対策用の道路維持作業車が配備されている。

遺跡発掘による工法変更

聖武天皇紫香楽宮で建立を命じた幻の紫香楽(信楽)大仏に使われる銅を製造していたとされる鍛冶屋敷遺跡が、2002年12月14日に当ICの建設工事中に本線と料金所を結ぶランプ上に発掘された。遺跡が位置する場所は、当初の計画では盛土構造で遺跡は完全に喪失されてしまう工法であった。しかし、滋賀県教育委員会と当時の信楽町教育委員会が2004年9月に「古代史を理解する上で欠くことができない」として、遺跡の現地保存を旧日本道路公団(JH)に要請、2005年4月20日に両教育委員会とJHが、当初の計画からあった隼人川と市道を跨ぐ140mの橋梁を遺跡側に50m延長し、橋梁で遺跡を跨ぐ橋梁構造に工法変更することで合意した。これにより遺跡の喪失は免れることになったが、インターチェンジの工費が約1億円増加した[要出典]

このときに建設されることになったのが、鍛冶屋敷橋(PRC連続ラーメン主版桁橋)で、料金所側から順に鍛冶屋敷遺跡・甲賀市道・隼人川みずべ公園・隼人川を跨いでいる。

遺跡保存のために工法変更をした例は珍しいが、その一例として舞鶴若狭自動車道の私市円山トンネルがある。こちらも建設途中に私市円山古墳が発掘され、切土から古墳下にトンネルを掘削する工法に変更された。

また、鍛冶屋敷遺跡から北西すぐに位置する新宮神社遺跡も新名神高速道路の本線工事中に発掘され、2001年2月に滋賀県教育委員会と信楽町教育委員会がJHに保存を要請、2001年11月28日に両教育委員会とJHが当ICのランプ橋脚計3本を東に20mずつ、遺跡西側の本線にある紫香楽橋の橋脚2本を東に10mずつずらすことで合意した。これによりこちらの遺跡も喪失を免れることができたが、工費が4000万円増加し、工事の着工も1年遅れた[要出典]

信楽インターチェンジ全景[2]
(奥の本線左側の橋は紫香楽橋、右側の橋は隼人川橋、ランプ上の橋は鍛冶屋敷橋、右端の一般道は国道307号)

交通量

開通後1ヶ月間の交通量実績
地元選出の県議会議員の活動報告紙に掲載された2008年2月の開通から1ヶ月間の交通量を以下に示す。表中の単位は台/日。表中、最高値を赤色で、開通初日を除く最低値を青色で表記している。
日時 信楽IC(台/日) 信楽IC - 甲賀土山IC(台/日)
(参考値)
2月23日(土) 4,402 13,530
2月24日(日) 5,124 23,691
2月25日(月) 6,019 24,797
2月26日(火) 5,309 24,993
2月27日(水) 5,170 25,410
2月28日(木) 5,644 26,431
2月29日(金) 6,549 26,900
3月1日(土) 8,620 30,529
3月2日(日) 10,622 37,084
3月3日(月) 5,629 20,392
3月4日(火) 5,761 22,875
3月5日(水) 5,762 22,984
3月6日(木) 5,974 23,980
3月7日(金) 6,584 25,909
3月8日(土) 8,846 31,313
3月9日(日) 9,267 33,270
3月10日(月) 5,827 18,134
3月11日(火) 6,023 24,875
3月12日(水) 6,406 24,583
3月13日(木) 6,385 24,196
3月14日(金) 5,884 25,600
3月15日(土) 8,701 33,770
3月16日(日) 9,656 36,355
3月17日(月) 6,256 24,926
3月18日(火) 6,408 27,940
3月19日(水) 5,982 26,103
3月20日(木) 7,174 32,353
3月21日(金) 6,854 27,643
3月22日(土) 8,894 37,728
3月23日(日) 8,684 35,853
1日あたりの平均 6,893 27,609

歴史

周辺

国道307号との信楽IC口交差点(中央に信楽高原鐵道列車衝突事故の慰霊碑が見える)

※IC周辺は紫香楽宮に関連する遺跡等が複数所在している[5]

接続する道路

  • 間接接続
    • 国道307号

料金所

  • ブース数:4

入口

  • ブース数:2
    • ETC専用:1
    • ETC・サポート:1

入口にある標識は、右は「名古屋・四日市・東名阪」、左は「京都・大阪・名神」。

出口

  • ブース数:2
    • ETC専用:1
    • ETC・サポート:1

E1A 新名神高速道路
(5) 甲南IC/PA - (6) 信楽IC - 大津JCT - 大津SA/新名神大津SIC(事業中) - 宇治田原IC(事業中)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “滋賀県統計書 平成30年度(2018年度) 高速道路インターチェンジ別出入交通量” (PDF). 滋賀県総合企画部統計課 (2020年3月13日). 2021年1月23日閲覧。
  2. ^ 写真中央の施設は右半分が料金事務所、左半分が信楽分駐隊である
  3. ^ “新名神高速道路(亀山JCT~草津田上IC間)が2008年2月23日に開通します 開通にあわせ、沿線の方々への感謝とご利用の促進のため『早期開通割引』を実施します”. 中日本高速道路、西日本高速道路 (2007年11月21日). 2017年2月1日閲覧。
  4. ^ “2024年3月18日(月)から新たに17料金所がETC専用料金所になります - ETC専用料金所では、ETC車でのご利用をお願いします -”. 西日本高速道路株式会社 (2024年2月5日). 2024年2月6日閲覧。
  5. ^ 紫香楽宮関連遺跡の分布(北黄瀬遺跡や新宮神社遺跡付近を左右に延びるグレーの線が新名神高速道路)

関連項目

ICSIC
JCT
SAPA道の駅
関連項目