千浜村

ちはまむら
千浜村
国安海岸の鳥居と初日の出 (2016年1月1日撮影)
国安海岸の鳥居と初日の出
(2016年1月1日撮影)
廃止日 1956年8月1日
廃止理由 新設合併
大坂村千浜村 → 大浜町
現在の自治体 掛川市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 静岡県
小笠郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 4,173
(国勢調査、1950年)
隣接自治体 浜岡町小笠町、中村、大坂村
千浜村役場
所在地 静岡県小笠郡千浜村
座標 北緯34度39分41.7秒 東経138度4分52.7秒 / 北緯34.661583度 東経138.081306度 / 34.661583; 138.081306座標: 北緯34度39分41.7秒 東経138度4分52.7秒 / 北緯34.661583度 東経138.081306度 / 34.661583; 138.081306

小笠地域の町村制施行時の町村。34が千浜村。(31.大坂村 32.三浜村→大坂村 33.三俣村→大坂村)
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千浜村(ちはまむら、英語: Chihama Village)は、日本にかつて存在したである。静岡県小笠郡に属した。

概要

明治政府が推進した明治の大合併にともない、1889年(明治22年)に静岡県城東郡にて千浜村、坂里村、国安村、国包村、久兵衛新田、喜右衛門新田が合併し、新制千浜村が設置された。また、城東郡が佐野郡と合併して小笠郡が新設され、千浜村も小笠郡に属することになった。発足以来、村の領域に変化はなかったが、太平洋戦争後の昭和の大合併にともない、1956年(昭和31年)に千浜村は小笠郡大坂村と合併し、大浜町が新設された。

地理

地勢

国安海岸(左)と千浜海岸(右)の航空写真(2009年8月4日撮影)

隣接していた自治体

歴史

1889年(明治22年)4月1日、町村制の施行にともない、静岡県城東郡の千浜村、坂里村、国安村、国包村、久兵衛新田、喜右衛門新田が合併し、千浜村が発足した。1896年(明治29年)4月1日、郡の統合により小笠郡に所属することとなった。1956年(昭和31年)8月1日、静岡県小笠郡の大坂村と合併し、大浜町となり消滅した。

沿革

  • 1889年 - 千浜村、坂里村、国安村、国包村、久兵衛新田、喜右衛門新田が合併して千浜村(新制)を新設。
  • 1896年 - 佐野郡城東郡が合併して小笠郡を新設。
  • 1956年 - 千浜村、大坂村が合併して大浜町を新設。

教育

新制の千浜村発足時点では、千浜村立千浜尋常小学校が設置されていた[1]。この尋常小学校は、大坂小学校の分校として設置された来福学校を源流としている[1]。同尋常小学校は1941年(昭和16年)に千浜村国民学校に改組された[1]。その後、千浜村立千浜小学校となり[1]、大坂村との合併に際して大浜町立千浜小学校に改組されている[1]

  • 千浜村立千浜小学校[1]

交通

静岡鉄道の中遠線が敷設されていたが、のちに藤相線と結合されて日本最長の軽便鉄道となり、駿遠線と改称された。村域には西千浜駅と千浜駅が設置されていた。さらに臨時駅として国安海岸駅も設置された。しかし、旧村域における路線は1964年(昭和39年)に廃止されている。

鉄道

道路

出身の人物

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f 「沿革概要」『学校紹介』掛川市立千浜小学校。

参考文献

関連項目