奥村武

奥村武
青嵐賞パドック(2023年5月28日)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都[1]
生年月日 (1976-07-10) 1976年7月10日(47歳)[1]
所属団体 日本中央競馬会
初免許年 2014年[1]
経歴
所属 高橋義博/厩務員(2002.4 - 2003.1)
国枝栄/調教助手(2003.2 - 開業)
美浦T.C.(開業 - )[1]
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奥村 武(おくむら たけし、1976年7月10日 - )は、日本中央競馬会(JRA)・美浦トレーニングセンター調教師東京都出身。

来歴

中学2年生の時にジャパンカップでのオグリキャップの走りをテレビで観て「競馬って世界と戦えるスポーツなんだ」と思い、翌年アイネスフウジンが勝った日本ダービーを現地で目の当たりにし競馬へ興味を持つようになる[2]。最初は騎手になることを考えるが視力、体格などの条件が厳しかったため、その後は調教師を目指すことになる[3]

芝浦工業大学工学部を卒業し、ディアレストクラブに就職[4]。2年半ほど牧場で働いたのち2001年10月にJRA競馬学校厩務員課程に入学し、2002年4月から高橋義博厩舎で厩務員を務める[2]2003年2月から国枝栄厩舎で調教助手になりマツリダゴッホマイネルキッツアパパネなどを担当した[2][5]。また、同厩舎ではフィードマンを務めており、アパパネは燕麦しか食べてくれなかったという。

2014年に3度目の挑戦でJRA調教師免許試験に合格し、3月に美浦トレセンで厩舎を開業した[2]。松山康久調教師引退に伴って、数頭の管理馬を引き継いでいる。

2017年1月8日中山競馬場で行われたフェアリーステークスライジングリーズンで勝利し、重賞初制覇[6]2020年2月29日の中京3Rを勝利し通算100勝を達成した[7]。2024年4月27日にはマイネルケレリウスが勝ち、現役103人目の記録となるJRA通算200勝を達成した[8]

調教師成績

概要

日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初出走 2014年3月2日 2回中山2日8R 4歳以上500万下 フィアレス 16頭 9 9着
初勝利 2014年3月21日 2回中京3日7R 4歳以上500万下 フィアレス 13頭 7 1着
重賞初出走 2014年3月15日 1回阪神5日8R 阪神スプリングジャンプ カシマシンセイ 12頭 12 5着
重賞初勝利 2017年1月8日 1回中山3日11R フェアリーステークス ライジングリーズン 16頭 10 1着
GI初出走 2015年5月17日 2回東京8日11R ヴィクトリアマイル ウエスタンメルシー 18頭 13 18着

主な管理馬

脚注

出典

  1. ^ a b c d 調教師名鑑. JRA. 2023年7月5日閲覧
  2. ^ a b c d “三度目の挑戦で難関突破!奥村武厩舎、3月始動”. netkeiba. 2023年7月5日閲覧。
  3. ^ “平成26年度新規調教師記者会見(美浦トレセン)”. netkeiba. 2023年7月5日閲覧。
  4. ^ “【報知杯弥生賞ディープインパクト記念 今週のキーマン】1戦1勝のホウオウサンデー、奥村武調教師「強気の挑戦です」”. スポーツ報知. 2023年7月5日閲覧。
  5. ^ “3冠牝馬アパパネを担当、奥村武助手も合格「馬に愛情を持って」”. スポーツニッポン. 2023年7月5日閲覧。
  6. ^ “【フェアリーS】伏兵ライジングリーズンが雨中の戦いを制す”. サンケイスポーツ. 2023年7月5日閲覧。
  7. ^ “奥村武調教師がJRA通算100勝「本当に感謝」”. 日刊スポーツ. 2023年7月5日閲覧。
  8. ^ “奥村武調教師がJRA通算200勝 「馬主、騎手、生産牧場、育成牧場、厩舎スタッフのおかげです」【東京10R】”. 東スポ競馬 (2024年4月27日). 2024年5月14日閲覧。

関連項目

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