尻手黒川道路

川崎市高津区野川交差点。奥に第三京浜道路の高架橋が見える。
川崎市宮前区犬蔵付近
川崎市麻生区 柿生大橋

尻手黒川道路(しってくろかわどうろ)は、神奈川県川崎市幹線道路の通称。川崎都市計画道路3・4・9号尻手黒川線として都市計画決定されているほか、一部区間は神奈川県道14号鶴見溝ノ口線主要地方道野川菅生線として主要地方道に指定されている。

概要

神奈川県川崎市の細長い市域のうち主に横浜市と隣接する地域を、南東部の川崎駅付近から北西部の住宅地までを貫いて結ぶ。市内を縦貫する主要な幹線道路の一つとして位置付けられている[1]

1946年昭和21年)8月26日に都市計画決定された[2]

路線データ

都市計画道路3・4・9号尻手黒川線[3]
  • 起点:川崎市幸区小倉字南耕地[5]
  • 終点:川崎市麻生区黒川字宮添
  • 延長:22.84km
認定路線
主要地方道野川菅生線

この他、川崎駅西口から国道1号尻手交差点を経て末吉橋交差点までの神奈川県道140号川崎町田線の区間(一部横浜市内を通過)についても、一連の道路として扱われることがある[1]

路線状況

東名高速道路東名川崎インターチェンジに直接接続する道路であり、交通量は多い。

全線に渡って沿線は住宅地となっているが、東名川崎インターチェンジに近い川崎市宮前区域には沿線に倉庫、配送センター等が立地する。また、全線に渡って沿道に郊外型店舗も多く立地している[6]

事業進捗

山口台南側交差点から神奈川県道3号世田谷町田線(津久井道、片平2丁目交差点)まで683 mの延伸工事は、2005年平成17年)12月に着工し、2010年(平成22年)10月24日に開通した[7]

2014年現在、片平2丁目交差点から先の680 mの区間が事業中となっている[8]

地理

通過する自治体

交差する道路

沿線施設

脚注

  1. ^ a b “川崎市都市計画マスタープラン 交通体系(道路)方針図” (PDF). 2014年11月5日閲覧。
  2. ^ “川崎市都市計画道路一覧表” (PDF). 川崎市. 2023年3月9日閲覧。 “川崎市の都市計画道路の事業進捗状況”
  3. ^ “川崎都市計画道路の変更(3・4・9号 尻手黒川線の変更) 平成21年8月28日告示 計画書・理由書・新旧” (PDF). 2014年11月5日閲覧。
  4. ^ “住居表示新旧対照案内図 幸区 小倉4丁目 小倉5丁目” (PDF). 川崎市. 2017年8月7日閲覧。
  5. ^ 2011年11月21日の住居表示の実施に伴い現在は小倉5丁目となっている[4]
  6. ^ “川崎市商業地図データベース ロードサイド店舗情報 路線No.01 尻手黒川道路”. 2014年11月5日閲覧。
  7. ^ “都市計画道路尻手黒川線第Ⅲ期区間が開通します 平成22年8月20日 川崎市報道発表資料” (PDF). 2014年11月5日閲覧。
  8. ^ “事業路線情報(尻手黒川線)”. 2014年11月5日閲覧。

参考文献

  • “川崎市地図情報システム ガイドマップかわさき - 都市計画情報、認定路線情報”. 川崎市. 2014年11月5日閲覧。