岡田芳朗

曖昧さ回避 広告ジャーナリストの「岡田芳郎」とは別人です。

岡田 芳朗(おかだ よしろう、1930年6月12日 - 2014年10月21日)は、日本歴史学者学者、女子美術大学名誉教授。日本古代史専攻。暦の会会長。東久留米市文化財保護審議会会長。新宿区文化財保護審議会会長。杉並区文化財保護審議会委員。

来歴

東京市日本橋区生まれ。1953年早稲田大学教育学部卒業。1956年同大学院修士課程修了[1]。女子美術大学助教授、教授、1994年定年、名誉教授、文化女子大学教授。2001年退職。日本カレンダー暦文化振興協会最高学術顧問のほか、暦の歴史を研究する民間団体「暦の会」を1973年に設立し、会長を務めた[1]

2014年10月21日に肺炎のため84歳で死去した[2]。死後、所蔵していた蔵書や資料が遺族から国立天文台に寄贈され、三鷹図書室岡田芳朗文庫となった[1]

著書

  • グレゴリー暦の文化史的研究 現行暦の起源と普及および改良問題』日本史攷究会、1959
  • 『クイズで切手につよくなる本』講談社・マガジンブックス、1971 
  • 『日本の暦』木耳社、1972
  • 切手の歴史』講談社、1976
  • 陰暦と日本人 歴史がはぐくんだ生活の知恵』実業之日本社、1978 実日新書
  • 『南部絵暦』法政大学出版局、1980 ものと人間の文化史
  • 『暦ものがたり』1982 角川選書
  • 『「伝承の知恵」暦を読む』三修社、1987
  • 『古都・古寺・古仏 その美と歴史を訪ねて』文化出版局、1988
  • 『暦と運勢がわかる本』三笠書房・知的生きかた文庫、1991
  • 『明治改暦 「時」の文明開化』(大修館書店、1994年)ISBN 9784-469-22100-8
  • 『日本の暦』新人物往来社、1996
  • 『こよみ 現代に生きる先人の知恵』神社新報社、1999 神社新報ブックス
  • 『暦のからくり 過去から学ぶ人生の道しるべ』はまの出版、1999
  • 『暮らしのこよみ歳時記』講談社、2001
  • 『アジアの暦』大修館書店、2002 あじあブックス
  • 『南部絵暦を読む』大修館書店 2004 あじあブックス
  • 『旧暦読本 現代に生きる「こよみ」の知恵』創元社、2006
  • 『暦に見る日本人の知恵』日本放送出版協会、2008 生活人新書
  • 『春夏秋冬暦のことば』大修館書店、2009

共編著

  • 東久留米市史』〈監修責任〉東久留米市史編さん委員会、1974
  • 『日本古代史の概説と研究』瀬山健一共著 梓出版社、1984
  • 東久留米市文化財資料集 第10集 (板碑編) 』改訂版 編著 東久留米市教育委員会、1985
  • 『現代こよみ読み解き事典』阿久根末忠共編著 柏書房、1993
  • 江戸の絵暦』編著 大修館書店、2006
  • 『暦を知る事典』伊東和彦、後藤晶男、松井吉昭共著 東京堂出版、2006
  • 『日本の暦 旧暦新暦がわかる本』編 新人物往来社、2009
  • 『年中行事読本:日本の四季を愉しむ歳時ごよみ』松井吉昭共著 創元社 (2013.10)
  • 『暦の大事典』朝倉書店 2014

記念論集

  • 『時と文化 日本史攷究の視座 岡田芳朗先生古稀記念論集』日本史攷究会編 歴研 2000

参考

脚注・出典

  1. ^ a b c “貴重資料:岡田芳朗文庫”. 国立天文台三鷹図書室. 2023年8月24日閲覧。
  2. ^ 岡田芳朗氏が死去 女子美術大名誉教授 日本経済新聞新聞 2014年10月27日

外部リンク

  • 国立天文台図書室「岡田芳朗文庫」(2020年8月3日開館)
  • 岡田芳朗さん かしこい生き方のススメ - COMZINE by nttコムウェア
典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • ISNI
  • VIAF
  • WorldCat
国立図書館
  • ノルウェー
  • ドイツ
  • アメリカ
  • 日本
  • 韓国
学術データベース
  • CiNii Books
  • CiNii Research