澄川温泉
澄川温泉 | |
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澄川温泉跡地(2008年) | |
温泉情報 | |
所在地 | 秋田県鹿角市 |
泉質 | 酸性緑礬硫黄泉など |
泉温(摂氏) | 60-92 °C |
湧出量 | 99L/分 |
液性の分類 | 酸性[1] |
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澄川温泉(すみかわおんせん)は、秋田県鹿角市にかつてあった温泉。
概要
かつては一軒宿「澄川温泉」が存在した。複数の内湯および混浴露天風呂を設置し、湯治部も併設された温泉旅館であった。地熱・蒸気が豊富で、湯治棟は地熱を利用したオンドル式、蒸気を利用した蒸気煮物や喘息に効果のある「ぜんそく吸入蒸気」もあった。裏山には小規模な泥火山も見られた。
温泉横を通る道は、八幡平アスピーテラインが完成する以前は、大沼を経由して八幡平方面に抜ける近道であり、アスピーテライン完成後もハイキングコースとして利用されていた。
災害・廃業
1997年5月4日より、飲み水の濁り・基礎のひび割れといった異常現象が発生[2]。10日には小規模な地滑りが起こり、宿泊客・従業員は避難した[2]。5月11日8時過ぎ、大規模な地滑りが発生し、施設は崩壊[2]。温泉は廃業となった。地滑りに伴う土石流は下流の赤川温泉も押し流し、国道341号の赤川橋も破壊して熊沢川の砂防堰堤にまで達した[2]。 この際水蒸気爆発が発生している[2]。
その後同地では大規模な砂防工事が行われ、斜面に沸き出す温泉水を排水溝で川に流すようになっている。
周辺施設
脚注
- ^ 泉質等は災害前のデータ
- ^ a b c d e “「八幡平澄川地すべり」災害状況(1997年5月11日)”. アジア航測株式会社 (1997年5月13日). 2019年5月1日閲覧。
関連項目
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