ハーフムーン礁

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ハーフムーン礁
南沙諸島の実効支配状況

ハーフムーン礁(ハーフムーンしょう、英語: Half Moon Shoal中国語: 半月礁ベトナム語Bãi Trăng Khuyết / 𣺽𣎞缺)は、南沙諸島環礁である。

地理

フィリピンパラワン島から100kmに位置する[1]

領有

フィリピン中華民国台湾)および中華人民共和国が主権を主張している[2]

1995年フィリピン軍がこの環礁に上陸し、中国の施設と標識を破壊した[3]2012年7月、中国人民解放軍海軍護衛艦1隻がこの環礁付近の海域に座礁した[4]が、自力脱出した[5]

2014年5月6日、フィリピン海上警察は保護種のウミガメ約500匹を積んでいたとして、この環礁の沖で中国漁船を拿捕し、中国人乗組員11人を拘束[6][7]。フィリピンの検察当局は5月12日に、このうち9人を訴追した[8]

脚注

  1. ^ フィリピンが中国漁船拿捕 南シナ海、11人乗り MSN産経ニュース、2014年5月7日
  2. ^ 中国が作った新しい都市によって、南シナ海における紛争の脅威が高まる
  3. ^ 浦野起央南シナ海の安全保障と戦略環境(二・完) (PDF) 」 政経研究 49(2)、pp.35-87、2012年9月25日、日本大学
  4. ^ 南沙で中国護衛艦が座礁 フィリピン近海、けが人なし MSN産経ニュース、2012年7月13日
  5. ^ 南シナ海情勢 2012 日本安全保障戦略研究センター
  6. ^ 比警察、中国漁船拿捕=「挑発行為」と反発 時事ドットコム、2014年5月7日
  7. ^ フィリピン、南シナ海で拿捕した中国漁船の乗組員を勾留 - ロイターニュース - 国際 朝日新聞、2014年5月12日
  8. ^ ウミガメ密漁の中国人9人訴追…最大禁錮20年 : 国際 読売新聞、2014年05月13日

関連項目

南沙諸島(スプラトリー諸島)
北中部
(多国支配)
: North Danger Reefs
: 双子群礁
: Thitu Reefs
: 中业群礁
: Loaita Banks
: 道明群礁
ティザード堆
ユニオン堆
その他
北東部
(主にフィリピン支配)
リード堆
  • マリー・ルイーズ堆
  • リード南堆
  • ペンシルベニア北礁
  • ナリズ堆
エミー・ダグラス堆
  • ヒラネ砂堆
  • イロコイ礁
  • ベイカー礁
: Southern Reefs
: 南方浅灘
  • ブラウン堆
その他
南西部
(主にベトナム支配)
: London Reefs
: 尹慶群礁
: Rifleman Bank
: 南薇灘
その他
中南部
(主にマレーシア支配)
: Ardasier Bank
: 安渡灘
北ルコニア礁
  • フレンドシップ礁
  • ハーディ礁
  • エイトキン礁
  • バック礁
  • ムーディ礁
  • シーホース堆
  • トリップ礁
  • ヘイズ礁
南ルコニア礁
  • スティガント礁
  • コーネル礁
  • ヘラルド礁
  • コムス礁
  • リッチモンド礁
  • ルコニア堆
その他
カテゴリ カテゴリ

座標: 北緯8度52分0秒 東経116度16分0秒 / 北緯8.86667度 東経116.26667度 / 8.86667; 116.26667