ロブ・ホワイト

ロバート・ホワイトロブ・ホワイト Alan Robert White Rob White
生誕	(1965-07-15) 1965年 7月15日（58歳）^[1] イギリスウェスト・ライディング・オブ・ヨークシャーキャンブルズフォース
国籍	イギリス
教育	サウサンプトン大学
業績
勤務先	アルピーヌF1チームオペレーションディレクター

アラン・ロバート・"ロブ"・ホワイト（Alan Robert "Rob" White、1965年 7月15日 - ）は、イギリス・ウェスト・ライディング・オブ・ヨークシャー（英語版）キャンブルズフォース（英語版）出身のF1エンジニア。

2022年現在、アルピーヌF1チームのオペレーションディレクター^[2]。

プロフィール

ジャガー自動車の後援を受けて見習いで働き、サウサンプトン大学で機械工学コースを学び、1987年に学士号を取得して卒業^[3]。

1987年9月、コスワース・エンジニアリング社の新卒トレーニーからスタートし、インディカープロジェクトの開発エンジニアとして正式採用され、チーフエンジニアのスティーブ・ミラーの下で働く^[4]。

1990年、上級開発エンジニアの地位に昇進し、1993年にコスワースUSAのトラックサポートマネージャーとしてカリフォルニアに移った。

1997年、ホワイトはイギリスに戻り、スチュワート、ジャガーにワークスエンジンを供給するコスワース・エンジニアリング社及び、コスワース・レーシング社のF1オペレーションのチーフエンジニアとして働き^[5]、2003年車のジャガーR4用に設計した、まったく新しいコスワース・CR-5 V10エンジン(2,998cc, 90度, V10)に関して、ボスのニック・ヘイズに「ロブ・ホワイトと彼のチームは素晴らしい仕事をしてくれた」^[6]と言わしめた。

2003年10月、コスワースがケビン・カルコーベンに売却される1年前、ホワイトはコスワースを去った。翌2004年1月、ルノーF1チームに移り、ボブ・ベル(シャシーテクニカルディレクター)と共にエンジンテクニカルディレクター^[7]を務めた。

2005年4月、ベルナール・デュドの辞任に伴い、ホワイトはルノーF1のエンジン・オペレーションの副マネージングディレクターに昇格した。これはフランスのヴィリー＝シャティヨンにあるルノーのエンジン部門に移ることを意味していた。任命された時点で、ホワイトは、主にフランス人の労働力を率いる必要があったにもかかわらず、フランス語が話せなかった^[8]。また、テクニカルディレクターとしての役割も維持した^[9]^[10]。

2016年にエンストンに移り、現在アルピーヌとして知られるチームのオペレーションディレクターに就任した。

脚注

[脚注の使い方]

^ Gregoire, François-Michel (2006). Who Works in Formula One. Who Works Sports Publications. p. 271. ISBN 1-901711-42-0
^ “Rob White”. linkedin.com. 2022年11月5日閲覧。
^ Haney (1995年). “Interview with Rob White”. Inside Racing Technology. 2022年11月5日閲覧。
^ “An interview with Rob White”. Unofficial Renault Rockets. Durham Associates Group (2007年8月10日). 2022年11月5日閲覧。
^ “Renault go for Mr White”. GrandPrix.com. Inside F1, Inc. (2004年1月6日). 2022年11月5日閲覧。
^ “Jaguar's R4 unveiled”. grandprix.com (2003年1月21日). 2022年11月5日閲覧。
^ “People: Rob White”. GrandPrix.com. Inside F1, Inc.. 2022年11月5日閲覧。
^ “A short cut for Renault”. GrandPrix.com. Inside F1, Inc. (2004年1月6日). 2022年11月5日閲覧。
^ “Promotion for White at Renault”. Formula1.com. Formula One Administration Ltd. (2005年3月16日). 2022年11月5日閲覧。
^ “Rob White - Toutes les activités de Renault en F1 - RENAULT SPORT”. Renaultsportf1.com. 2012年3月5日閲覧。

外部リンク

ルノー・スポールF1のロブ・ホワイトのプロフィール

ルノー F1

2016年 - 2020年
ワークスチーム

チーム首脳	フレデリック・バスールシリル・アビテブール
主なスタッフ	ボブ・ベルパット・フライディルク・デ・ビア（英語版）アラン・パーメインクリス・ダイヤー（英語版）ニック・チェスター（英語版）マルシン・ブドコウスキーアラン・プロスト
主なドライバー	ケビン・マグヌッセンジョリオン・パーマーカルロス・サインツJr. ニコ・ヒュルケンベルグダニエル・リカルドエステバン・オコン
車両	R.S.16 R.S.17 R.S.18 R.S.19 R.S.20 → アルピーヌ
主なスポンサー	DPワールドカストロールインフィニティ RCI銀行（英語版）マフレ（英語版） BP デュポンマイクロソフト・ダイナミクスベル&ロスユーロデータカー
関連組織	ルノールノー・スポールF1

2002年 - 2011年
ワークスチーム

チーム首脳	フラビオ・ブリアトーレエリック・ブーリエカルロス・ゴーン（ルノーCEO）
主なスタッフ	パット・シモンズマイク・ガスコインボブ・ベルマーク・スミスティム・デンシャム小松礼雄ジェイムズ・アリソンスティーブ・ニールセン徳永直紀
主なドライバー	ジェンソン・バトンヤルノ・トゥルーリジャンカルロ・フィジケラフェルナンド・アロンソヘイキ・コバライネンジャック・ヴィルヌーヴネルソン・ピケJr. ロマン・グロージャンロバート・クビサヴィタリー・ペトロフニック・ハイドフェルドブルーノ・セナ
車両	R202 R23 R23B R24 R25 R26 R27 R28 R29 R30 R31 → ロータス
タイトルスポンサー	マイルドセブン INGグループロータス
主なスポンサー	エルフ韓進グループテレフォニカ / iモードグル（イタリア語版）ムチュア・マドリレーニャ（英語版）クロノテック（英語版）ペペジーンズ（英語版）ヒューレット・パッカード TWスチール（英語版）ジェニィ・キャピタル（英語版）ラーダ
関連組織	ルノールノーF1
太字はルノーにおいてドライバーズワールドチャンピオンを獲得。

2001年 - 現在
エンジン供給

現在の関係者^※	ブルーノ・ファミン (エグゼクティブディレクター)
過去の関係者	ジャン＝ジャック・イスベルナール・デュドロブ・ホワイトレミ・タフィン
現在の供給先	アルピーヌ
過去の供給先	ベネトンルノーレッドブルロータス/ケータハムロータスウィリアムズトロロッソ
関連組織	ルノールノーF1（ルノー・スポールF1）アルピーヌ・レーシング（Alpine Racing SAS）メカクローム
※役職等は2023年2月時点。

1989年 - 1997年
エンジン供給

主な関係者	ベルナール・デュドジャン＝ジャック・イス
供給先	ウィリアムズリジェベネトン
関連組織	ルノールノー・スポールアエロスパシアルメカクローム

1977年- 1985年^※
ワークスチーム

チーム首脳	ジェラール・ラルース
主なスタッフ	フランソワ・キャスタンジャン＝ピエール・ブーディベルナール・デュドジャン・サージュアンドレ・デ・コルタンツミッシェル・テツジャン＝ジャック・イスジャン＝クロード・ミジョー
主なドライバー	ジャン＝ピエール・ジャブイーユルネ・アルヌーアラン・プロストエディ・チーバーパトリック・タンベイデレック・ワーウィックフィリップ・ストレイフフランソワ・エスノー
車両	RS01 RS10 RE20 RE20B RE30 RE30B RE30C RE40 RE50 RE60 RE60B
主なスポンサー	エルフティソファコム（フランス語版）
エンジン供給先	ルノーロータスリジェティレル
関連組織	ルノールノー・スポールメカクローム
関連項目	アルピーヌ・A500
※他チームへのエンジン供給は1983年から1986年にかけて行った。