近鉄デ31形電気機関車

近鉄デ31形電気機関車(きんてつデ31がたでんききかんしゃ)は、かつて近畿日本鉄道に在籍した電気機関車で、3両が製造された。

概要

塩浜検修車庫の入換機 旧・デ32(2010年)
養老線東方検車場 デ33(1998年8月撮影)

1948年(昭和23年)に三菱重工業が製造した運転整備重量40t級の箱型電気機関車で、大井川鉄道E10形電気機関車神戸電鉄700形電気機関車は同形機である。31 - 33の3両が製造され、31は伊賀線、32は名古屋線、33は南大阪線に配置された。3両とも狭軌用だったが、32は1959年の名古屋線改軌時に標準軌に改造され、デッキの手すりや空気だめの改造、移設が行われ自重が40.8tに増加した。33は1964年(昭和39年)、31は1971年(昭和46年)に養老線に転属して貨物列車の牽引に使用された。その後3両ともATS取り付けや前照灯の2灯式シールドビーム化といった改造が行われ、31と33には前面に入換用のステップが付けられた。

養老線に転属した31と33は、貨物列車の廃止により晩年は入換や除雪用として働き、2000年(平成12年)11月に廃車解体された。

デ32は1983年(昭和58年)に除籍された後、塩浜検修車庫の入換専用機となった。塗色がライトブルーとホワイトに塗り分けられ、2024年現在も現存している。

主要諸元

括弧内は32の数値

外部リンク

  • 鉄路の名優 電気機関車
  • 【超レア】養老鉄道の整備を行う塩浜検修車庫の整備に徹底密着してみた!(後編)【塩浜検修車庫の“お宝”を大公開しちゃいます!】 - YouTube


近畿日本鉄道の車両

現有車両

特急
標準軌間各線
南大阪吉野線
観光特急
団体専用列車
標準軌間各線
一般車
転換クロスシート車
L/Cカー
大阪名古屋線
奈良京都線
南大阪・吉野線
けいはんな線
観光列車
伊勢志摩お魚図鑑
事業用車

過去の車両

特急車
大阪・名古屋線
吊り掛け駆動
WNドライブ
京都・橿原線
吊り掛け駆動
WNドライブ
南大阪・吉野線
吊り掛け駆動
団体専用列車
標準軌間各線
一般車
大阪・名古屋線
吊り掛け駆動
大軌
参急
伊勢電
関急電・関急
自社発注車
WNドライブ
奈良電
クロスシート車
ロングシート車
奈良・京都線
吊り掛け駆動
旧大軌・関急
旧奈良電
WNドライブ
奈良電
自社発注車
南大阪・吉野線
吊り掛け駆動
旧大鉄・吉野
自社発注車
WNドライブ
自社発注車
志摩線
吊り掛け駆動
志摩電
三重交通
垂直カルダン駆動
旧三重交通
養老線
吊り掛け駆動
合併各社承継車
自社発注車
WNドライブ
自社発注車

600系III - 610系 - 620系 - 625系

伊賀線
吊り掛け駆動
合併各社承継車
自社発注車
WNドライブ
自社発注車
特殊狭軌線
吊り掛け駆動
垂直カルダン駆動
鮮魚列車
吊り掛け駆動

モワ10形II11 - 1920 - 22クワ50形I - 600系IIモ601モ602・モ603ク501ク502ク503

WNドライブ
荷物車
電動貨車
事業用車
大阪・名古屋線
奈良線
旧奈良電
南大阪・吉野線
機関車
大阪・名古屋線

デ1形 (2) - デ21形 - デ31形 (32) - デ35形

狭軌各線

デ1形 (1) - デ1形 (3 - 9) - デ11形 - デ25形 - デ31形(31・33) - デ51形 - デ61形 - デ71形 - DB90形

特殊狭軌線

関連項目

  • 表示
  • 編集